オーデイオ奮闘記

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・・・まずはじめに

私がアンプを製作するに当たって常に心がけていることは、
まず自分が「ほしくなるアンプ」、
動作面から見て「真空管にやさしい」こと(注・・・やさしい=必要以上に酷使しない)、
アンプを構成するパーツ類を「適正に使用」すること(追い込んだ上で適正なパーツを適正な箇所に使用する=危険な言い方ですが適正で無くてもそれなりに音は出ます→歪む、ぼける、見通しが悪い、百害あって一利なし)、
「素子の特徴」を最大限に引き出すことなどです。
(それぞれの真空管の特徴を生かすためには歪などを徹底的に排除します。そうすることによって自然な音の響きが得られます)

音作りのために施すパーツの追加、チューニング、ノイズ対策など組みあがったアンプに対して細かな作業はたくさんありますが、最終的な目的は音楽の「喜怒哀楽」を自然な形で表現することと考えています。


6BQ5プッシュプルアンプの製作奮闘記


6BQ5を選んだ理由と製作に当たってのこだわり


  • ミニチュア管でありながら見た目よりもパワフル
  • AMMラボの10cmフルレンジスピーカー「AM−105i」を10cmらしくない?堂々とした響きと音楽性豊かに鳴らす
  • できる限りコンパクトなアンプにまとめる
  • コスト的に安く仕上げる
  • 現在、巷で騒がれているファインメットトランス(OPT,CHOKEなど)を使用した上での音の確認
  • ・・・実は6年前に10台程お客様に納品しています(KT88PPパワーアンプ、PX25PPパワーアンプ、DA30トランス結合Sパワーアンプ、300BPPパワーアンプなど)
  • オールケミコンレスにする(C電源は除く)
  • 固定バイアスにする(アンプの精度を上げるため)
  • 並みの6BQ5プッシュプルアンプは作りたくない

  • ・・・・・以上のような理由とこだわりを持って製作していきます。・・・・・2008年2月15日





    6BQ5プッシュプルアンプの製作過程



    6BQ5PP

    左から・清流管:5AR4/GZ34、出力管:6BQ5、ドライバー管:CV4068/6158、初段:CCa



    6BQ5PP

    ヒーター配線終了



    6BQ5PP

    固定バイアスボリュームを取り付けたところ



    6BQ5PP

    C電源用の電解コンデンサーを取り付けたところ



    6BQ5PP

    アウトプットトランス、C電源、B電源、アースの基本配線終了



    突然ですが、都合により出力管を6BQ5から6RA8に、ドライバー管をCV4068/6158から6CG7にそれぞれ変更いたします。

    変更した理由は、
    5極管6BQ5ですと5極管接続のプッシュプルで17W、UL接続で約10W、3極管接続で5.2W、NFBが前提になります、傍熱形3極管6RA8ですとプッシュプルで17W、NFBなしの無帰還アンプに仕上がります。音質上どうしても無帰還にこだわりたかったことが最大の変更理由です。



    6RA8PP

    6RA8PP 6RA8PP

    6RA8プッシュプルに仕様変更し、組みあがった様子

    音の傾向としては一言で言うと、とても元気のあるサウンドを聴かせてくれます。
    とにかく音が飛んでくる、飛んでくる!聴いていて非常に楽しいです。
    ライブ感有り、ボケない、音のメリハリがくっきり、しっかりした低音に支えられてボーカルなどの中高音がリズムに乗って自由に泳いでいるような印象を受けます。
    この基本的な音の素性を生かしながら音作りのチューニングを施していきます。



    6RA8PP

    6RA8PP

    最終的な音の調整が終了しました
    (小さい画像は、基本的には無帰還で使用しますが、音の違いをテストするために
    NFBオン、オフの切り替えスイッチを取り付けました)



    6RA8PP

    完成です。

    このアンプの最大の魅力はパワフルでありながら歪み感の無い切れ込みの良い音です。

    また低音がこれだけ弾んで出てくると、聴いているこちらも愉快な気分になってきます。

    アンプの図体と出てくるサウンドとのギャップ、サウンドメイツが目指すところの 実質主義 を見事に表現しています。




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